肩関節脱臼について(肩関節の外れ)

 接骨院には「転倒時に手をついたら肩が動かなくなった。」
「目覚まし時計を止めようと手を伸ばしたら肩が抜けてしまった、以前にも同じ事が・・・。」
等で来院するケースがあります。
肩関節脱臼は、脱臼の中でも、およそ50%ととても頻度の高いもので、
青壮年(高校生~老人)に特に多く、逆に骨の未発達な幼小児には稀です。
肩の脱臼は健康保険で治療を受ける事ができます。

原因

肘を伸ばして後ろに手をつくと肩関節に、体重と外力がかかり脱臼します。
また、何度も脱臼を繰り返している場合は上記のように手を伸ばしただけでも脱臼してしまう事もあります。

症状

肩の周囲に特有の痛み(持続性脱臼痛)が出現し自力で肩を動かせなくなる。
骨の位置がずれる事で上腕部の筋肉の盛り上がりが見えなくなる。
神経が圧迫された場合は上腕部に感覚異常が出現する。

治療

早急に整復(もとの位置に戻す)を行い固定し、固定除去後にリハビリを開始し機能の回復を図ります。
脱臼は時間の経過と共に、外れた関節端の周囲に血腫や組織が増殖し元の位置に戻り難くくなり、整復の際にも抵抗となり痛みも増しますので、早急な整復が必要です。
固定期間は、はじめて脱臼した場合で約3週間、激しいスポーツを行う方の場合は完全復帰迄は約3か月かかります。
また、年齢や反復的に繰り返えしている等、症状次第で固定期間は変わります。。

 

当院では診療時間外でも対応させて頂いております。
電話 042-559-3784
脱臼は早急な整復処置が患者さまにとって負担が少ないです。何時でもご連絡下さい。